タイ政府は3月5日より、タイに入国する外国人に対し、観光ビザの申請料を向こう3カ月間に限って免除する、観光促進策と旅行業界への救済措置を打ち出した。
この措置は、昨年12月に起きた約1週間にわたるバンコクの2空港閉鎖による影響により、一時外国人観光客が大幅に減少したことを受けたもので、1月20日の閣議で決定し、2月19日に告示した。
内務省の告示によると、観光ビザ申請料の免除期間は6月4日まで。同時に航空会社に対しては、空港の離発着料、駐機料を20~50%割り引く。
観光ビザは日本人の場合、観光でタイに30日以上滞在する際に必要になり、日本で申請する場合の手数料は通常4,500円、シンガポールでは50ドルなど、各国のタイ大使館により異なる。日本人は事前に在外公館での申請が必要で、オンアライバル(到着時取得)での申請はできない。