クイーンシリキット国立コンベンションセンター(Rachadapisek Road)で2月26日、内外のホテル、リゾート、旅行代理店、航空会社など約1,000社が参加する「国際トラベルフェア(6th Thai International Travel Fair 2009)」が始まった。
同フェアでは、タイ国内旅行、海外旅行、パッケージツアーの紹介、割安な航空券や宿泊券の販売も行う。主催者のタイ旅行業協会によると、6回目を迎えた今回は来場者60万人を見込んでいるという。
日本からは、日本政府観光局(JNTO)、北海道胆振(いぶり)支庁、関西広域機構、九州観光推進機構、静岡県、熊本県、仙台市、日光江戸村、新横浜ラーメン博物館、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどが参加する。
会場内特設ステージでは、毎日14時30分からと18時30分からの2回、日光江戸村の忍者によるショーも行われる。仙台からはむすび丸が駆け付け、宮城県の観光PRを行う。
熊本県から出展していた商工観光労働部、観光物産室参事の前田賢一さんは「熊本も外国人観光客が増加傾向にあるが、タイ人観光客の誘致はまだこれから。熊本は温泉があり、歴史に触れられ食事も魅力的。世界でも珍しく活発な火山活動が間近で見られる自然もある。タイの方にしっかり熊本をPRしたい」と話す。
JNTOのアジアグループマネージャー大上敦史さんは「昨年は約20万人のタイ人が日本を訪問した。タイは親日的でPR後の反響も毎回しっかりと手応えが感じられる」と話す。「来日するタイの観光客は、都市部中心の観光から、徐々に地方の観光にも感心を持つようになってきた。これからも地方観光の支援をしていきたい。タイ人は日本のB級グルメにも興味がある様子」とも。
開催時間は10時~21時。入場無料。3月1日まで。