タイ国際航空(TG)は1月29日、イギリスのデザイン事務所「プリーストマングード(Priestmangoode)社」が手掛けた新しい機内インテリア装備の新型機「ボーイング777-300ER」を導入した。
デザインコンセプトは「タイ・コンテンポラリー」。キャビン内に木材やシルクを採用し、現代的タイの独特な美しさを表現。ロイヤルシルククラス(42席)には、パープルを基調にした独立性の高いシートに、ゆったりした足下スペースを確保。手元の「シート・ファンクション・コントロール・ユニット」で快適に過ごせるように配慮する。共有部には大型の洗面台やセンサー付きの蛇口も備える。
エコノミールラス(306席)にはパープルとオレンジのカラフルなシートを採用。座席のピッチは32インチ(約81センチ)を確保。エンターテインメントシステムは、ロイヤルシルククラスと同じ、日本語など多言語対応の「AVOD eX2」を採用し、乗客に「よりリラックスできる空間を提供する」という。
今後シンガポール、上海、ソウル、ロサンゼルス、コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ線などに順次就航を予定している。
TGの副社長ダヌット副社長は「TGでは継続的に顧客満足度の向上に取り組んでいる。キャビンの質は旅の印象にとても重要と考えている。タイならではのデザイン、近代的な設備とサービスを体験してもらいたい」と話す。