元WBC世界バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎選手が3月8日、ラジャダムヌン・スタジアム（Rajadamnern Road）で、復帰2戦目となる「ノンタイトル10回戦、対サーカイ・ジョッキージム戦」に挑む。

　同スタジアムで昨年10月、5年ぶりの再起戦を2回TKO勝ちで飾った辰吉選手は国内ライセンスを失効。日本ボクシングコミッション（JBC）から引退勧告を受けていたが、国内ライセンスの及ばない海外で「どんどん試合をやっていきたい」と現役続行の意欲を示していた。

　対戦するサーカイ選手は、タイ国内のスーパーバンタム級1位で、戦績は9戦8勝（3KO）1敗。辰吉選手のバンタム級より1階級上のクラスを主戦場とする右利きの強豪ファイターであることから、激しい試合展開が予想される。

　同スタジアム関係者は「多くの日本人（在タイ邦人）がリングサイドのチケットを予約している。日本からは応援ツアー参加者らが駆け付けると聞いている」と話す。

　開場は16時。辰吉選手の試合は18時ごろ開始の予定。入場料は、リングサイド＝2,000バーツ、2階席＝1,500バーツ、3階席＝1,000バーツ。試合は現地の有料テレビ「True Vision」で生中継を予定。