ホテルオークラ、台湾・マカオに続きバンコクへ-開業は2012年予定

2012年に開業する「ホテルオークラバンコク」。スカイトレインの「プルンチット」駅とも直結する。

2012年に開業する「ホテルオークラバンコク」。スカイトレインの「プルンチット」駅とも直結する。

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 ホテルオークラ(港区虎ノ門2)は9月25日、台湾・マカオに続く直営ホテル「ホテルオークラバンコク」(Patumwan Bangkok)の建設概要を発表した。同ホテルはすでに着工されており、開業は2012年3月を見込む。

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 同社と運営受委託を締結したのは、「TCCホテルズグループ」傘下のホテル経営会社「TCCラグジュアリーホテルズ&リゾーツカンパニーリミテッド」(バンコク)。同グループは、タイ、マレーシア、シンガポール、ラオス、ベトナム、カンボジア、中国、オーストラリア、イギリス、アメリカ、日本などに数多くのホテルを所有する。

 同ホテルが入居するのは、スワンナプーム空港から車で40分ほどに位置するオフィスとの複合施設。施設全体の敷地面積は約8,150平方メートル、延べ床面積は約83,000平方メートルで、地下1階、地上33階建て。ホテル占有部分は低層階の1・2・4階と、高層階の22~33階。客室242室と4つの宴会場、日本料理店を含む飲食店4店舗、スパ、フィットネスクラブ、プールを備える。

 ホテルオークラは、2006年に「バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツ」(シンガポール)、翌2007年には「タージ ホテルズリゾーツ&パレス」(インド)とのジョイントマーケティング契約を締結するなど、近年、海外事業展開戦略としてアジア市場の開拓を精力的に行ってきた。現在バンコクのほか、現地のパートナー会社とともに、マカオ(2010年開業予定)、台湾・日月潭(2010年以降開業予定)、同・台北(2011年開業予定)に計3件のホテル建設に着手している。

 同社は「東南アジア屈指の国際都市バンコクでホテル運営を行うことは、ホテルオークラにとり国際的知名度をさらに向上させるまたとない機会」とし、同プロジェクト発動を機に、アジア全域に運営拠点を拡大する構え。「2018年までに50ホテル、15,000室とする」目標に向かい、ブランドの認知向上と新規顧客の獲得を狙う。(取材協力=新橋経済新聞)

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