食品サンプル型のロウソク、チェンマイの外国人観光客に人気に

ケーキやすしの人気が高い「カノム・ティエン(ロウソクの菓子という意味)」。

ケーキやすしの人気が高い「カノム・ティエン(ロウソクの菓子という意味)」。

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 チェンマイ大学校門前や市内のタノンコンドゥーン(歩行者天国)の屋台(TEL 081-289-5055)で販売するパラフィンで作る食品サンプル型のロウソクが、外国人観光客や地元民から土産や贈り物として人気を集めている。

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 同店は、チェンマイ大学建築学科の元学生アリッサラー・ヌクン(通称リウ)さん(30)がまだ同大学に在学中だった2003年10月から始めた屋台。友人から誕生日にプレゼントされたキャンドルをヒントにこのビジネスを立ち上げた。

 当初はケーキやタイの伝統菓子の形のロウソク10種類程度だったが、現在はすしやカツ丼などの和食、中華、ピザなどイタリアンもそろえ、約400アイテムを超す。価格は1個10バーツ~400バーツ。すべて自分を含む家族4人、繁忙期は近所に住む親類5人に手伝ってもらい製造する。

 最近は海外へ輸出するバイヤーから大量に注文を受ける機会が増えているが、今後もクオリティーの維持やノウハウの流出を防ぐため、身内だけで製造する。売り上げの内訳は、外国人観光客=約40%、タイの個人客=約10%、タイの買い付け業者=約50%としている。

 リウさんは「学生時代に、たった200バーツの投資で始めたことがこんなビジネスに発展するとは思わなかった。もともと建築学科で建物の模型やパースを描くことが好きだったので、今の仕事が楽しい」と話す。

 営業時間は10時~20時。

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