バンコクで日本人17人による現代アート展-若者の街サイアムで開催

出演作家の作品を使ったポスター。

出演作家の作品を使ったポスター。

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 「バンコク芸術文化センター(BACC=Bangkok Art and Culrure Centre)」(BTSナショナルスタジアム前)で11月20日、新進気鋭の若手日本人現代アート作家17人による大型展覧会「TWIST and SHOUT -Contemporary Art from Japan-」が始まった。国際交流基金とBACCによる共催。

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 同展では、物質的には恵まれた生活を送りながらも、漠とした不安の中で理想や正義、幸福といった概念を信じることのできない現代日本の若者たちの両義性を「ねじれ(TWIST)」と「叫び(SHOUT)」として注目。ポップで親しみやすい表現を用いながら、日本社会のこうした状況と真摯(しんし)に向き合おうとしている作家の作品を絵画、彫刻、映像、写真、インスタレーションで紹介。「かわいい」だけでない日本のポップカルチャー、ひいては新たな「日本文化観」を発見してもらうことを狙う。

 出演作家は宮島達男さん、ヤノベケンジさん、会田誠さん、小谷元彦さん、山本桂輔さん、金氏鉄平さん、千葉正也さん、青山悟さん、青木綾子さん、泉太郎さん、のびアニキさん、西野達さん、雨宮庸介さん、志賀理恵子さん、高嶺格さん、宮島達男さん、遠藤一郎さんで、既に世界的に評価されている草間さんや宮島さん以外は、ほとんどがタイで初紹介となる。

 タイで、日本の現代アートを紹介する大規模なイベントとしては初の試みで、約1,000平方メートルの広い空間を生かした大型の作品も多く展示。タイのアーティストらの注目も集まる。

 公開時間は10時~21時。月曜休館。入場無料。2010年1月10日まで。

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