タイの大手デベロッパーLAND & HOUSES(L&H)プロパティー(South Satorn Road)は11月24日、スクムビット通りのアソーク交差点に複合商業施設「ターミナル21」の開発に着手すると発表した。完成は2011年下半期の予定。
60億バーツを投じる同プロジェクトには、ラップラオの大型複合商業施設「ファッション・アイランド」の開発・運営で実績があるサイアム・リテイル・デベロップメントも共同参画する。
同交差点は、市内でも最も交通量が多いエリアで、BTSスカイトレインのアソーク駅と地下鉄MRTのスクムビット駅が交差する立地。毎日8万人に上る通勤客や外国人在住者、旅行者などがターゲットとなる。
敷地面積は9ライ(1ライは1,600平方メートル)、商業スペースとなる9階までの延べ床面積は約4万平方メートルで、600店を超えるテナントスペースを確保する。館内は「ファッション」「レストラン」「エンターテインメント」の3のゾーンで構成。
L&Hによると、「スワンナプーム国際空港にインスパイアされた設計」で、外壁にはガラスを採用し、外部から長さ36メートルのエスカレーターが目を引くデザインとなっている。上部21階まではホテルを誘致する予定。