週末になるとバンコクからの訪問客でにぎわう蛍の名所、クロン川の「アンムパワー水上マーケット」(サムットソンクラーン県)で現在、周辺地域を観光するためのレンタル自転車の利用に人気が集まっている。
アンパワー郡の委託で同サービスを提供するのは、イベント会社インデックス・クリエイティブ・ビレッジの子会社ヤンディー。同社が運営する「タイ・ペダル・ステーション」と名付けた貸し出し場所には、トイレやインターネットを備え、村の見どころや土産物屋情報を案内するサービスも行う。
同社によると、「環境にやさしく健康的と観光客からは好評」で、新しい観光のスタイルとして定着させたいとしている。観光スポットまでの途中に、アクセスしやすくするために独自の案内板も設置する。
コールセンター担当者は「ステーションから、蛍の見物できるスポット、寺院や修道院の回廊、美術館などを巡るコースがおすすめ。途中の土産物屋ではタイのお菓子が楽しめる。ガイドブックにない旅ができる」と話す。
営業時間は、月曜~木曜=10時~20時、金曜・土曜・日曜・祝日=10時~24時。故障など緊急時にはシャトルによる送迎サービスも用意する。料金は最初の30分は無料とし、以後30分ごとに30バーツが課金される。3時間の利用で150バーツとなるが、1日レンタルは250バーツ。問い合わせは同センター(TEL 082-777-5999)まで。