国際交流基金バンコク日本文化センター(Sermmit Tower 10階、Soi Asoke)は7月1日、日本のさまざまな伝統文化を海外の若者に知ってもらうための無料講習会「ジャパニーズ・アート&カルチャー・フリーワークショップ・シリーズ」を開始した。
毎月第1・第3木曜日に開催する同シリーズは、コスプレやアニメなどのポップカルチャーに押され気味で、伝える機会が少なくなっている「日本の伝統文化をもっとタイの若者らに知ってもらう機会を設けよう」と企画。
7月1日の「折り紙」、同15日の「浴衣と盆踊り」では、日本の文化に関心の高いタイ人らが参加した。「折り紙」の回では七夕の文化も紹介。七夕の日にはササに飾り付けも行い「楽しかった」「また次回も参加したい」など好評だったという。「浴衣と盆踊り」の回では、用意した40着すべてを使うほどの盛況で、女性だけでなく男性や日系ブラジル人の参加もあった。
4月下旬に着任したばかりという、同センター芸術交流部の瀧田あゆみさんは「参加者から反応が良く手応えを感じる。ポップカルチャーだけでなく伝統文化にも関心をもってくれて日本人としてうれしい」と笑顔で話す。「メーンの対象はタイ人や外国人。タイ語で実施するイベントだが、文化交流の意味もあって日本の方の参加も歓迎する」とも。
今後は、8月5日=「合気道デモンストレーション」、8月19日=「風呂敷の包み方」、9月2日=「日本の歌」、9月16日=「囲碁の紹介」とさまざまな日本文化をテーマに講習会の開催を予定する。開催時間は毎回18時30分~19時30分。参加をするには事前の予約が必要で、定員になり次第受付けを締め切る。9月16日まで。詳細は同センターのサイトで確認できる。