タイ国鉄(SRT)は5月28日・29日、JR西日本から譲渡されたブルートレインを改装したジョイフルトレイン2両を連結した特別寝台ツアー「バンコク-ラチャブリー1泊2日」を運行する。主催はタイ国政府観光庁(TAT)。
ジョイフルトレインはカラオケやミニバー、ヤマハの音響設備、ソニーの大型モニター、AU13型冷房装置を備えた特別車両。ソファやテーブルをゆったりと配置し、外装も紫に塗り替えた。SRTによると全3両の改装に約2,100万バーツを投じたという。
フリーランスのカメラマンで鉄道マニアのティーラウットさん(30)は「タイのブルートレインと日本のものとは違いベッドや椅子が小さいが、豪華な旅ができそうで楽しみ」と話す。
JR西日本では1997年から2008年まで、4回にわたって機動車と客車合わせてブルートレイン126両をタイ国鉄に譲渡。タイでは2004年に「バンコク-チェンマイ間」で運用を開始。その後、多くの路線で活躍している。
乗車券は往復3,500バーツ。ほかに6月11日・12日=「バンコク-パックチョン1泊2日」(同)、6月25日・26日=「バンコク-カンチャナブリ1泊2日」(3,650バーツ)の運行も予定するほか、団体向け貸し切り列車の予約も受け付ける。問い合わせはタイ国鉄コールセンター(TEL 1690)まで。