化粧品の企画開発・販売を手掛けるタイ・プロダクト・イノベーション(OCM building, Soi Siam Samaggi, Viphawadi-Rangsit Road)が4月、タイ米を主原料としたプライマーなしに使えるツーウェー・パウダー・ファンデーション「Oryze(オリゼ=ラテン語で米の意味)」の販売を始めた。
日本の研究機関と2年がかりで共同開発したという同商品。ジャスミンライスのほか、シルクパウダー、サンゴ、白インゲン豆、チェリー、レモン、オレンジ、茶葉などから抽出した天然成分を配合。「保湿しながらもべたつかず、白いから褐色まで肌の色に関係なく使える商品」(同社)に仕上げた。
2011年の優れたタイ米製品に贈る「タイ・ライス・イノベーション賞」も受賞しており、品質は「世界標準の化粧品」(同社)と自信を見せる。
同社マーケティング部のイティパンさんは「主要原料にタイ産のジャスミンライスを使った世界初の化粧品で、肌にもやさしい。現在スキンケア用の商品も開発中で、完成すればこれまでになく高い付加価値の米製品となる」と話す。「当面はテレビショッピングを中心にブランディングに力を入れたい」と意気込む。
内容量は11グラム。ミラーコンパクトに専用スポンジ付きで、価格は1,250バーツ。全国の有名デパートなどで販売する。