バンコク首都圏庁は12月5日、車いすを利用する障がい者や高齢者のためのリフト付きメータータクシーのサービスを開始した。
運営は都の公共交通事業会社「クルンテープ・タナコム」。手始めに1台約100万バーツの特殊車両を10台投入。専用レーンバスBRTと同じサービスセンター(Rama 3 Road)を拠点に、これまで市内での移動が困難だった車いす利用者の利便性向上を目指す。
車両後部のリフトのほか、車内には車いすのまま乗車できるスペース2台分と、同乗者2人分の座席を確保する。利用する際は、利用日の前日までに電話予約が必要。
同社広報担当のポップラットさんは「このプロジェクトにより、車いすの方の行動範囲が広がる。運営費を都がサポートすることで、利用者の運賃の負担を軽くすることができた。来年には50台以上の体制にサービスを拡充する予定」と話す。
営業時間は6時~24時。料金は、初乗り運賃=35バーツ、加算運賃=20バーツ。予約はコールセンター(TEL 1555)で受け付ける。