来年から始まる電気自動車(EV)レースの新シリーズ「FIAフォーミュラE選手権」のプロモーター「フォーミュラEホールディングス」は5月16日、バンコクを9番目の開催候補都市に加えたことを発表した。
初シーズンは世界各地で全10戦の開催を予定。ほかにロンドン、ローマ、ロサンゼルス、マイアミ、北京、プトラジャヤ(マレーシア)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオデジャネイロ(ブラジル)の8都市がすでに決まっている。
残る1都市は現在検討中としており、インドネシアやシンガポールなどアジアの都市が候補に挙がっているという。公式発表は今年9月に予定されており、最終決定に期待が高まっている。
発表によるとフォーミュラEのための最新のEVレースマシンが、東南アジアで初めてタイに運ばれデモランの計画もあるという。
同国では先月、スポーツ観光省が王宮や民主記念塔、点在する寺院などを望むバンコク市内の5.995キロのコースプランを承認。将来の「F1タイランドグランプリ」実現を目指して名乗りを揚げている。