バンコク都心と空港を直結する新路線-8月開業に向け試運転本格化

試運転のため新駅「ラムカムへン」に停車する3両編成の「エクスプレス・ライン」の車両。

試運転のため新駅「ラムカムへン」に停車する3両編成の「エクスプレス・ライン」の車両。

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 王妃の誕生日(8月12日)の営業開始に向け工事が進む高架鉄道「エアポートリンク(Airport Line Link)」は2月13日、ソポン・サラム副運輸相ら政府関係者が地元VIPやマスコミ人らに公開し、試運転を本格化させた。

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 バンコク都心からスワンナプーム国際空港までを結ぶ同路線の全長は28.5キロメートル。8駅を設置する。アソーク通りとニューペッブリー通りの交差点近くの駅「マッカサン」と空港(ノボテル・エアポートホテルの地下)までをノンストップ、所要時間15分で結ぶ「エクスプレス・ライン」(150バーツ)と、国鉄「パヤタイ」駅から空港までの8駅を各駅停車し所要時間28分で結ぶ「シティー・ライン」(40バーツ~70バーツ)の2タイプを設ける。

 地下鉄MRT「ペッブリー」駅と接続する始発駅「マッカサン」駅では、シティーエアターミナルとして搭乗手続きができる施設を開設する。車両はシーメンス社製で、最高時速160キロメートルで運行する。

 タイ国鉄によると、8月に開業するのは「エクスプレス・ライン」。今後試運転を繰り返しながら運行本数やダイヤを検討する。「シティー・ライン」の運行開始時期は未定としている。  

 同線PR担当のジョーさんは「開通により渋滞に悩まされずに市内-空港間をアクセスできるようになるので便利になる」と話す。「地下鉄同様の専用トークンかプリペードカードによる自動改札を導入するので利用しやすいはず」とも。

 予定運行時間は、「エクスプレス・ライン」=6時~翌2時、「シティー・ライン」=6時~24時。

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