栄養ドリンク「タクシン頑張れ」-反政府デモにより販売数伸びる

国道沿いの「タクシン・スー」の大型看板。「1日2本以上(タクシン支持に)精力を注がないで」がキャッチコピー。

国道沿いの「タクシン・スー」の大型看板。「1日2本以上(タクシン支持に)精力を注がないで」がキャッチコピー。

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 「サン・スパーク」ブランドの飲料メーカー、チョーク・マハチャイ・ビバレッジ(サムットサーコーン県、TEL 034-466-229)が製造・販売する栄養ドリンク「タクシン・スー(タクシン頑張れ)」が、タクシン支持団体「反独裁民主戦線」のデモ活動の激化に合わせ、販売数が伸びている。

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 昨年の同商品の売上高は約1,400万バーツ。同社によると「今年に入り北部・東北部を中心に販売数が伸び、現時点までの売上高は前年比約10%増加している。同商品と国外に脱出中のタクシン元首相との関係はない」としている。  

 同商品は発売当初「サン・スパーク」として販売していたが、思うほど売り上げが伸びず販売促進のために商品名の変更を計画。「イサーン・スー(東北頑張れ)」「パーヤップ・スー(北タイ頑張れ)」「ウドン・スー(ウドン=ラオス頑張れ)」「タクシン・スー(タクシン頑張れ)」の4つの商品名を候補にアンケート調査を行った結果、「タクシン・スー」を採用。昨年3月19日から新商品名で販売を開始した。

 同社マーケティング部のオーナリン・チッセーリーラットさんは「北部や東北部などタクシン人気が高いエリアで販売数が伸びているが、タクシンとの関係が最悪な南部では売れないだけでなく販売してくれる店がない状況」と話す。「首都圏ではロータスやガソリンスタンドのジェットオイルやペトロナスオイルなどで販売している。セブンイレブンには置けないと断わられた。販売してくれない店があることが悩み」とも。

 内容量は150ミリリットルで、価格は 10バーツ。

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