インパクト・チャレンジャーホール(ムアントンターニー)で12月2日、「持続可能な運転」をコンセプトに「第26回タイ国際モーターエキスポ(Thailand International Motor Expo)2009」が開幕した。
同博覧会は、新モデルや開発中のコンセプトカーを展示するだけでなく、「新車の商談会」的な色合いが強いイベントで、毎年多くの若者や家族連れでにぎわう。期間中は連日、販売台数が各メディアに取り上げられ地元民の注目を集める。
今年10月の「東京モータショー」では出展を見合わせた各国のメーカーも、タイではその多くが参加。トヨタ、日産などの日本車をはじめ、インドのタタ自動車、中国のチェリーなど新興メーカーを含む34ブランドがそろったが、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、フェラーリ、レクサスといった高級車ブランドは出展しなかった。
折り返しとなる7日までの総販売台数は1万580台。特に5日の国王誕生日~7日の振替休日までの3連休は平日の2.5倍の売れ行きで、1日あたり約2,500台を成約した。ブランド別では1位=トヨタ(2,694台)、以下ホンダ(2,086台)、マツダ(930台)、いすゞ(847台)、三菱(836台)と続き、上位を日系メーカーが独占。同国内での日系の販売力の強さを示した。
2007年は好調で約1万8,000台を販売したが、昨年はスワンナプーム空港占拠などの影響で販売数が伸び悩み1万5,000台を割った。
開催時間は、平日=12時~22時、土曜・日曜・祝日=11時~22時。入場料は80バーツ。今月13日まで。