バンコクに元祖つけ麺「山岸」-「K-ビレッジ」内に海外1号店

開店に向け準備を進める「山岸」のエントランス。

開店に向け準備を進める「山岸」のエントランス。

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 15ライ(1ライ=400平方メートル)の広大な敷地に低層の複合商業施設を配した「K-ビレッジ」(Soi Sukhumvit 26)のK-OVAL2階に4月8日、東池袋「大勝軒」の流れを汲む元祖つけ麺「山岸」の海外1号店がオープンする。

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 同店は、「大勝軒」の山岸一雄さんが考案したつけ麺の味をそのまま守り、同店創業者の名を屋号として展開する専門店。最近では日本の衆議院第二別館内にも出店し話題を集めている。タイでは、Liang Food Creationが運営する。

 日本食通の同社のチッサヌ(Chisanu Phisuthikul)社長が、訪日の折に「山岸」のつけ麺を食べ、そのおいしさに感動。「これはタイで出店したら絶対に人気になる」と確信し、すぐその場で「このつけ麺をタイに持って帰りたい」と交渉し、商談を重ねた。その情熱が今回のタイ進出につながったという。

 エントランスのドアを通るとまず目に入るのが、「つけ麺の道こそ俺の道…」と壁一面に書かた山岸さんの言葉。店内の広々とした空間にはカウンター席14席、4人掛けテーブル7卓、6人掛けのボックス席6卓を設ける。

 主なメニューは、主力商品で冷たい卵麺を温かいスープに絡めて食べる「つけ麺」(小盛り=195バーツ、普通=195バーツ、大盛り=225バーツ)、チャーシューをたっぷり乗せた「特製つけ麺」(225バーツ)、麺もスープも温かな「あつ盛り」(195バーツ)など。いずれも「つけ麺」同様に「小盛り」や「大盛り」も用意。そのほか特製の煮詰めた豚肉をのせた「ぶたごはん」(55バーツ)やタイ限定メニューの「冷やし中華」(220バーツ)も用意する。

 同店の立ち上げを支援するキューズファクトリーズ代表でフードコーディネーターの鬼頭誠司さんは「ほとんどの材料を日本から調達し、愛され続けてきた味を提供できる準備ができた。スープのほんのりとした酸味は、酸っぱいもの好きなタイの方にも支持いただけるのでは」と話す。

 営業時間は11時30分~22時。

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