チョンブリ・ビラ(パタヤ)サーキットで3月26日・27日、共通の大会公式バッテリーで競い合うレース「ワールドエコカーグランプリ・タイランド」が開催される。
日本では1995年、世界初の電気自動車による省エネルギーレース「ワールド・エコノ・ムーブ」を開催。2003年からは、複数の大会を通じたポイント制で年間チャンピオンを決定する「ワールド・エコノ・ムーブ・グランプリ(WEM GP)」が実施されており、年間7戦程度開催されるシリーズ戦のうちポイントが高い4レースの合計点でシリーズチャンピオンが決定する。
同シリーズの1戦として位置付けられる同グランプリ。高校、大学、企業、一般からエントリーを募る。タイでは2007年に日本・タイ友好120周年記念事業として初めて開催して以来続いている大会で、年々地元チームのエントリーが増えている。
車両サイズは全長3メートル、全幅1.2メートル、全高1.6メートルと定められており、鉛蓄電池は競技の平等性を期すために、大会が支給する古河電池製のバッテリーを使うことを義務づけるなど、さまざまなレギュレーションがある。
1日目は公式車検やフリーテストランと公式予選、2日目にフリーテストランの後、公式予選の成績に合わせたグリッド順で120分のレースを繰り広げる。
日本からのエントリーも多数見込まれており、今月18日には参加チームの発表を予定。詳細はサイトで確認できる。