新築高層ホテルのキングコング、間もなく降板-話題作りの使命終え

地上200メートルの位置にしがみつくように取り付けられたキングコングの人形。

地上200メートルの位置にしがみつくように取り付けられたキングコングの人形。

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 昨年12月2日にグランドオープンした高層ホテル「センタラグランド・アット・セントラルワールド(Centara Grand at Central World)」(TEL 02-100-1234)の外壁に設置されていた全長20メートルのキングコングが、今月12日で取り外されることになった。

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 キングコングの人形は都心の繁華街に建つ同ホテルのオープンに合わせ、話題性を狙って取り付けられたもの。総重量350キログラムの巨体はビニール製であることから耐久性を考え、当初より設置は短期間と決められていたという。

 高さ200メートル、地上55階建てのホテル最上部は、バンコクの景色を一望できるレストランになっており、そこにキングコングが現れたということで、新聞やテレビなど地元のメディアが取り上げ、話題になっていた。

 同ホテルのPR担当のマナッサウィニーさんは「オープン以来、キングコングのおかげで55階のレストラン『55』とラウンジの『Red Sky』は盛況だった」と話す。オープンエア149席、インドア81席を設けた同ラウンジは、「人気のある席はしばらく先まで予約がいっぱいの状態。ここはバンコクで一番の夜景なので、キングコングがいなくなっても大丈夫」(同)と自信を見せる。

「55」の営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時30分~23時30分。「Red Sky」の営業時間は17時~翌1時。

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