昨年10月に開業した日本風の宿「柏屋旅館」(Soi Sukhumvit 26、TEL 02-204-0616)がバンコクの駐在員や出張者の間で話題を集めている。
同館は「いもや」の店名でスクムビットに2店、シラチャー、304工業団地に各1店と合計4店の居酒屋を展開するI.M.Y. Thaiの新規事業で、日本からの旅行者やロングステイヤー、出張者の利用を見込んでいる。
日本の温泉宿のような玄関を入ると法被姿の番頭(日本人マネージャー)、タイの従業員が利用客を出迎える。靴をスリッパに履き替えると正面にレセプションのカウンター、左にソファやテレビのあるロビー、右に食堂を設ける。客室は大きさによってエコノミー(約32平方メートル、4室=1泊1,300バーツ)、スタンダード(36平方メートル、8室=1泊1,500バーツ)、デラックス(約44平方メートル、4室=1泊1,700バーツ)と3タイプ全16室。いずれの部屋も一画にくつろげる畳の間と座いす、テーブルを用意する。
室内にはセキュリティーボックスや無料でインターネットに接続できるLAN設備、歯ブラシやひげそり、タオルなどの備品も用意。トイレ・シャワールームも各部屋に設置されているが、入浴は1階の大浴場(入浴時間=18時~24時、男湯・女湯別)が利用できる。
マネージャーの佐々木陽一さんは「バンコクにはたくさんの宿泊施設があるが、旅館というスタイルはここだけ。日中の観光ではタイを満喫し、宿に戻ったら日本にいる時のようにゆっくりくつろいで疲れを癒してほしい」と話す。「日替わりの和朝食セット(6時~10時)や風呂上がりの生ビールなども宿泊費に含まれている。利用しやすい料金なので喜んでもらえると思う」とも。
問い合わせは、同館佐々木さん(日本人直通=TEL 081-906-1129)まで