バンコク市内中心部の複合商業施設「サイアムパラゴン」(BTSサイアム駅前)G階に1月29日、米国シカゴ発のポップコーン専門店「Garrett Popcorn Shops(ギャレット・ポップコーン・ショップ)」のタイ進出1号店がオープンした。
約65年の歴史がある同ブランド。現在アメリカ国内をはじめドバイ、香港、クウェート、マレーシア、イギリス、シンガポール、日本にも進出する。40号店目の同店の面積は45平方メートルで、タイ旗艦店としてキャラメルクリスプ社が運営。来店客数は週当たり6000人を見込む。
オープン初日に並んだ行列は1000人を超え、パラゴンのエントランスの外まで伸びた。一番乗りの客は朝7時から並んだという。タイ人の間ではすでに「ポップコーン・ハイソ(上流階級のポップコーン)」と話題を集めている。
特徴は厳選された材料を使い、毎日できたてを提供する点。フレーバーは看板商品で濃厚な味わいの「キャラメルクリスプ」のほか、「アーモンドキャラメルクリスプ」「カシューキャラメルクリスプ」「マカダミアキャラメルクリスプ」、チェダーチーズを使った「チーズコーン」など。キャラメルクリスプとチーズコーンをその場でミックスした「シカゴ ミックス」が人気という。
同社のスッチャート社長は「タイでもポップコーンの市場があるがプレミアムクラスは初めて。タイでは他国よりやや安く価格を設定した。現在7種類のフレーバーを扱うが、今後タイオリジナルの商品も開発したい」と話す。
営業時間は10時~22時。価格はバッグ売りがサイズによって90~800バーツ、缶売りが380~2,300バーツ。