サナームチャン競技場(ナコンパトム県)で7月2日、強豪ムエタイ戦士8人による1デー・トーナメント「ムエタイ・マラソン(Suk Champ MuayThai Marathon VIGO Smart & Karawarn CPF)」が開催される。
同大会の契約ウエートは65キログラム。1試合3分3ラウンド制で、アメリカ、イギリス、スペイン、ウガンダ、ドイツ、イラン、タイ、日本の8カ国の選手が、優勝賞金30万バーツ(約86万円)を懸けて戦う。
注目の選手は、ムエタイ最強戦士と呼ばれるセーンチャイ・ソー.セーンチャイ(キングスター)。タイの威信を懸けて戦う。
日本人では、タイでムエタイを始め、現在はラジャダムヌンスタジアムのウェルター級9位にランキング入りしている石川県出身の島一生選手(27=イングラムジム)がエントリー。過去日本人としては、ブアカーオ選手が優勝した2002年大会での小林聡選手が準優勝。今年2月にチャチェンサオで開催された大会で、中村敏射=元気選手が決勝のガンワンレック戦で判定の末負けた準優勝が最高位。島選手にもそれらを上回る活躍が期待される。
イングラムジムの鈴木秀樹会長は「今回のトーナメントは、これまで全選手タイ人だったり、ブロックの半分をタイ選手にするなどさまざまな形式で開催してきたが、今大会はタイ選手が1人という初の大会。優勝候補は当然セーンチャイだが、3試合勝ち抜くまでに何が起こるかわからず波乱が起こる可能性も高い。それがムエマラソンの醍醐味」と話す。
開催時間は14時~17時。入場無料。試合は、現地のテレビ「7チャンネル」で生中継を予定。