バンコクの北東約260キロの高原地帯、ナコンラチャシマ県のワンナームゲーオ郡で12月20日、約2万8,000平方キロの丘陵地をキャンパスに鉢植え20万鉢で彩る花の祭典「ワンナームゲーオ・フローラファンタジア」が開幕した。

　タイ園芸学会とタイ赤十字協会が共催する同イベント。台湾の造園技術者の協力を得て、約4カ月の準備期間を要したという。色とりどりの花で描かれた迷宮庭園では、左右を花で囲まれた通路を散策できるコースとなっている。

　園内には土産物店やレストランも出店。中央には会場を一望できるやぐらも設置する。開園後初めて迎えた週末はクリスマスとも重なり、家族連れやカップルなど記念撮影する来園者の姿が多数見られた。

　タイ園芸学会理事長のアナンタ博士は「台湾の旅で見たフラワーショーで感動し、タイにも花の庭園がぜひほしいと考えた。当園はワールドクラスのフラワーショーとして仕上がった」と話す。「周辺地域をはじめ、バンコクからも多くの恋人たちを引きつけるのでは」とも。

　開園時間は9時～18時。入場料は、平日＝100バーツ、土曜・日曜＝200バーツ、大みそか（カウントダウン）＝400バーツで、元日＝未定、中国正月＝300バーツで小人は各半額。2月28日まで。チケットはセブン-イレブンやタイチケットメジャーで販売している。問い合わせは同園コールセンター（TEL 02-187-0925）まで。