複合商業施設サイアムパラゴン（BTSサイアム駅前）で6月1日、5回目を数えるランの花の祭典「バンコク・ロイヤル・オーキッド・パラダイス」が開幕する。農業・協同組合省とサイアムパラゴンの共催。

　「タイのランによる国際標準の向上」をコンセプトとする同イベント。国王陛下が今年、干支（えと）7周期にあたる84歳を迎えるため、今回は記念祝賀行事として盛大に行われる。

　初日は多様な品種のあるランの中から「デンドロビウム」「シンビジウム」「パフィオペディルム」「コチョウラン」「カトレア」「改良種」など9部門で品評会を開催。花の色や形、大きさ、全体的な印象などを審査して各部門の「ビューティー・オーキッド賞」を選ぶ。賞金総額は20万バーツに上るという。

　2日目以降は、品評会の受賞者のランをはじめ、80種以上のランを展示。このほか、国内の有名作家によるランをテーマにした絵画展を開くほか、全国の生産者が直販するブースも多数出展する。

　開催時間は10時～21時。入場無料。6月7日まで。