クイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンターで6月15日~19日、今年の12月5日に干支(えと)の7周期にあたる84歳を迎えるプミポン国王陛下をたたえる「国王展(Exhibition in honour of His Majesty The King)」が開催される。主催はタイ財務省。
即位記念日に開幕する同展では、宝器や王冠、ラマ5世時代に印刷されたタイ初の切手、100年以上前のジュエリー、ラタナコーシン時代の財宝など王室が歴代から継承してきた価値ある財産を一般に公開する。
諸外国の要人から贈られた品々を展示するコーナーや、国王陛下が国内の各地で力を注いできた「ロイヤルプロジェクト」を紹介するコーナーも設ける。
会場ではタイの伝統的な太鼓のショーやグラスハープによる王室音楽の演奏、国内の有名アーティストらによる国王賛歌のステージなども予定。
同省広報担当ルンティップさんは「同展では王室の装飾品や歴代の硬貨などを価値あるコレクションを見ることができる。外国人だけでなくタイの国民にとっても貴重な機会」と話す。
公開時間は10時~20時。入場無料。毎日3000人の来場者に記念10バーツ硬貨を無料で配布するほか、古い硬貨を持参の来場者には紙幣に交換するサービスを行う。