日タイ合同アンドロイド演劇「さようなら」、東南アジア初公演へ

「さようなら」フランス公演での一幕

「さようなら」フランス公演での一幕

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 11月23日~27日に開催される「バンコク・シアター・フェスティバル」で、人間そっくりのアンドロイドと人間俳優が共演するアンドロイド演劇「さようなら」が上演されることが、国際交流基金バンコク日本文化センターから発表された。

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 同作品は日本の演劇界を代表する戯曲家平田オリザさんと大阪大学石黒浩研究室が手掛ける「ロボット演劇」プロジェクトの最新作。アンドロイドと人間の関わりの中に「人間とロボットの境界とは」「人間にとって、ロボットにとって、『生』とは、そして『死』とは…」を鋭く問う約15分の短編作品。2010年の愛知での初演以来日本各地で上演されているが、バンコクでの公演は東南アジアでは初。海外ではパリに続き2都市目となる。

 バンコク公演は同センターとチュラロンコン大学、大阪大学、劇団「青年団」が協力。バンコクで共同制作をして日タイ両言語で上演を予定。チュラロンコン大学アカデミック・フェアーの一環として同大学「Sodsai Pantoomkomol Centre」での上演も予定する。

 公演に先立ち今月22日・23日、平田さんが来タイし俳優のオーディションを行う。一公演あたり出演者は1組2人で、1人は舞台に立ち、もう1人は舞台には出ずにアンドロイドを遠隔操縦する。募集する人数はタイ語版2組と日本語版3組の5組10人。

 応募資格は18歳以上の女性で、タイ語または日本語が堪能であること、心身ともに健康であること、人間そっくりのアンドロイドと共演すること、あるいはアンドロイド役として演じることが可能であること、リハーサルや公演時に全日参加可能であることなど。詳細は同センターのサイトで確認できる。7月~8月には台本のタイ語化のための翻訳コンペの開催も予定する。

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