クイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンター(Rachadapisek Road)で8月18日~21日、タイ旅行サービス協会による「TITF旅行フェア(The 9th Thai International Travel Fair)」が開催された。
日本からは日本国観光庁・日本政府観光局(JNTO)バンコク事務所をはじめ、「北海道運輸局」「仙台/東北」「中部広域観光推進協議会」「静岡県」「和歌山県」「九州観光推進機構」「沖縄観光コンベンションビューロー」「札幌かに本家」「オリエンタルランド」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」など11の団体がジャパンゾーンに出展した。
JNTOによると東日本大震災以降、訪日観光客は大きく減少したが、さまざまな取り組みの結果、6月の訪日タイ人の数は前年同月比で75.2%まで回復。同フェアではこの回復の動きを後押したいとし、観光庁・日本政府観光局ブースでの食品サンプル作り体験、訪日旅行商品購入者へのTシャツプレゼントやデジカメなどが当たる抽選会などを行った。
メーンステージでは20日、今回が8度目の訪タイという溝畑宏日本国観光庁長官がタイ語であいさつ。その後、「タイ国民からのたくさんの義援金、励ましの言葉、『ランフォージャパン』などの復興支援イベントに感謝している。現在、一部の地域を除いては震災前と同じ状態になった。ありがとうという気持ちを伝えたい。日本でお会いしましょう」と日本語でスピーチする。
同庁と同事務所は今月27日・28日、サイアムパラゴンM階(Hall of Mirror エリア)で開催される「Visit Japan FIT Travel Fair in Bangkok」にも「長崎県観光連盟」「沖縄観光コンベンションビューロー」「リムジンバス」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「ドンキホーテ」「高台寺(京都)」と共に参加。こちらでは主に、自由に日本を訪れたい個人旅行指向の消費者へアピールする。
日本の人気観光地投票や抽選キャンペーン、1日2回の日本舞踊ショー、仙台のむすび丸と長崎の龍馬くんのゆるキャラ出演、著名タイ人写真家 ドゥアンダーオさんによる震災後の今まで通りの日本を紹介する写真コーナーとトークショーなど、さまざまなPR活動を予定。