専用車両で顧客宅に出張して愛犬のためのさまざまなサービスを提供する移動ドッグサロン「ポーパルス（Pawpals Mobile Dog Grooming）」（本社＝Chaengwattana Road、TEL 02-576-1588）は6月3日、3カ月間のソフトオープン期間を終え正式開業した。

　バンコクを対象エリアに経験豊かな獣医師とトリマーのチームが訪問する同サービス。清涼飲料水「レッドブル」の創業者子息で、自らも愛犬家だというティティクン・ユーウィッタヤーさんが、「犬と愛犬家両方の幸せを追求したい」という夢とアイデアを事業化した。

　「ペットを自宅できれいに。愛犬は上機嫌。飼い主も幸せ」をスローガンに、当初は2台の車両でサービスを始めたが、利用客数が予想を超えたため正式開業を機に4台体制に規模を拡大した。

　車両内ではワクチンの接種（犬の体の大きさによって50～400バーツ）、シャンプーやトリミングを含む「グルーミング」（300バーツ～）を行うほか、関連商品も販売する。出張代は距離に応じて40～300バーツ。ドッグホテル（一泊150～300バーツ）の送迎も行う。

　運営会社ポーパル・グループの広報担当ピチッタラーさんは「タイで唯一のサービス。通常これらのサービスはペットとショップに出掛けなければ受けられなかった。『犬に恐怖心などのストレスを与えなくて済む』とお客さまからの大変喜ばれている」と話す。「犬以外のペットにも対応するが事前に電話で知らせてほしい」とも。

　営業時間は9時～20時。