バンコクで元歯科医が和食店開業へ-集客のため接客ロボットも導入

ウエーターとして活躍予定のロボットとオーナーのラパッサラダーさん。

ウエーターとして活躍予定のロボットとオーナーのラパッサラダーさん。

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 飲食店を中心としたコミュニティーモール「モノポリーパーク(Monopoly Park)」(Rama 3 Road)に12月上旬、接客のあいさつや料理のサーブができるロボットを導入する和食店「Robot Restauran Hajime(春)」がオープンする。

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 モノポリーパークは、タイの自動車部品大手サミットグループが約5億バーツを投じて進める複合商業施設。敷地面積は4,800平方メートルで、地上3階建ての施設には飲食店のほか、スーパーも出店する予定。2010年1月の開業を目指し建設中だが、12月上旬に一部飲食店が先行オープンする。

 和食を中心としたグリルレストラン「Hajime」をオープンするラパッサラダー(Lapassarada Thanapan)さんは、もともと歯科医として都内の病院で働いていたが自身の店を持つことを決意。歯科医を辞め、「おいしくて衛生的な店を」と開業の準備を進めてきた。

 導入予定のロボットは「ヒューマノイド」と呼ばれる人型のロボットで、人工知能と通信機能を備える。ラパッサラダーさんが何か他店とは違うセールスポイントとなり、話題性と集客を狙ってアイデアを出した。知人のエンジニアらの強力を得て開発したという。

 ラパッサラダーさんは「現在は間近に迫るオープンのために最後の準備中。(人間の)従業員のトレーニングやメニューづくりなどもこれから本格的になる。ロボットの開発費用は明かさない」と話す。

 営業時間は11時~22時。

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