ホアランポーン(バンコク中央駅)で3月26日、タイ国鉄開通記念日を祝って蒸気機関車(SL)を復活させ、「バンコクーアユタヤ」間の特別記念列車を運行する。
タイで初めて鉄道が開通したのが1891年の同じ日。当時と同じ区間を昭和初期に製造された日本車両製「Pacific R.S.R824」で往復する。けん引する客車は8両で、全608席だが、SRT(タイ国有鉄道)の予約課によると、すでにチケットは完売しているという。
特別列車901号は8時、バンコクを出発し、10時10分アユタヤ着。復路の902号はアユタヤを17時25分に出発。バンコクへの到着は19時20分を予定する。
同国ではこのほかに、「王妃誕生日(母の日)」の8月12日、「チュラロンコーン大王記念日」の10月23日、「国王誕生日(父の日)」の12月5日にもSLを運行する。
同コールセンターは「予約は60日前からタイ国鉄全駅の窓口で受け付けている。電話の場合は予約後24時間以内に切符の受け取りが必要」と話す。「この時期の特別列車は夏休みに重なるので早めの予約を勧める。今回の運行予定は金曜日だったので、早く予約が埋まったのでは」とも。
乗車券は往復120バーツ(小人料金なし)。問い合わせは同センター(TEL 1690)まで。