インパクトアリーナ・チャレンジャーホール(Muanthong Thani)で6月8日、恒例の国内観光促進イベント「タイランド・ツーリズム・フェスティバル2011」が開幕する。主催はタイ国政府観光庁(TAT)。
観光旅行に関する国内最大級の同イベント。4万平方メートルの会場を「展示ゾーン」「観光アクティビティーゾーン」「郷土料理ゾーン」の3ゾーンに分けて公開する。各地方の生活様式や伝統文化に密着した「文化交流観光」や自然環境に優しい「エコツーリズム」、マッサージやスパ、健康志向の食事などをプログラムに加える「ヘルスツーリズム」など、テーマ性を持った観光の展示にも力を入れる。
タイ北部を紹介するコーナーでは、バーチャルリアリティー技術を使って森林や山などを体感できる大型のセットを設置。クメール様式のピーマイ遺跡やラオス様式の仏塔ワットプラタートパノムから古代文明を学べる東北部のコーナーや、南部地方の伝統芸能の影絵芝居などのショーも見どころとなる。
タイ中央部19県は期間中、毎日19人に同地域のツアープログラムを特別価格19バーツで提供する抽選も実施。「国王陛下生誕84周年記念展」「タイ陶芸祭り」を開催するほか、全国77県から食品や手工芸品をなどのOTOP(一村一品)商品を販売するブースも多数出展する。
TATの広報担当スパッタラーさんは「このイベントでは全国各地からさまざまな企業や団体が参加するため、この会場に来るだけでタイの魅力を全て実感できる。多くの皆さんにタイに興味を持ってもらえれば」と話す。
開催時間は10時~21時。入場無料。今月12日まで。