タイの古典舞踊劇「ラーマキエン」、先進の舞台演出で上演

「Suk Mai Ya Rap(スークマイヤラップ)」の一幕

「Suk Mai Ya Rap(スークマイヤラップ)」の一幕

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 タイカルチャーセンター(Ratchadapisek Road、MRTタイカルチャーセンター駅前)のメーンホールで7月15日、タイの古典舞踊劇「ラーマキエン」のラーマ王子とトッサカンの決戦の編「スークマイヤラップ」全21公演が始まった。主催は、王妃シリキット陛下が1976年に貧しい農民を支援するために設立した「副業と関連技術振興のための基金」。

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 「ラーマキエン(ラーマの栄光の意味)」は、古代インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」をルーツとする物語で、コンと呼ばれるマスクを着用して演じる伝統芸能の主要な題材として知られる。コンを文化遺産として次世代へ継承することを目的に企画した同公演では、王妃シリキット陛下自らが全7編から成る物語から「スークマイヤラップ」が選ばれたという。

 舞台の監督を務めるのはバンディットパタナシン舞台芸術研究所講師のプラメートさん。誘拐されたラーマ王子の妃シータを白猿ハヌマーン率いるラーマの軍隊が巨大な鬼トッサカンから救うまでのストーリーを先進の音響・照明設備で演出。シーンが一瞬で消える特殊技術を用いるなど、これまでにない古典舞踊の作品に仕上げる。

 プラメート監督は「感謝の気持ちの大切さを伝える道徳的なストーリー。各シーンの壮観な風景も見どころ。字幕(英語)付きなのでタイ人だけでなく外国人にも楽しんでもらえる」と話す。

 開演は、7月19日~22日・29日・8月5日・7日=19時30分、7月23日・24日・30日・31日・8月6日=14時と19時30分の1日2公演(7月25日~28日・8月1日~4日は休演)。8月7日まで。料金は、大人=400~1,500バーツ。学生=100バーツ。チケットはタイチケットメジャーカウンターで販売している。

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