スカイトレインを運営するBTS(バンコク大量輸送システム=Bangkok Mass Transit System)は、現在延伸工事中のサパンタクシン(Saphan Taksin)-ウォンウェンヤイ(Wongwian Yai)間の正式開通(5月15日)に先駆け、タイ正月にあたるソンクラーン(4月14日・15日)に、一般市民に無料で開放し試運転を行う。
同区間の開通により、シーロム線の終点駅「サパンタクシン」からチャオプラヤ川を渡り、トンブリ地区の新しい2駅「クルン・トンブリ(Krung Thonburi)」「ウォンウェンヤイ」までの2.2キロメートルを約5分で結ぶことになる。
同線の事業主体で、BTSに運営を委託するバンコク市では、「チャオプラヤ川に架かる橋の交通渋滞の緩和、利便性の向上、トンブリ地区の再開発の促進などに期待している」という。
ホットラインBTSのミットニヨムさんは「開通すればトンブリ方面からの通勤はとても便利になる。開通後の運賃は未定」と話す。「BTSは今後も延伸工事を進める。スクムビット線は、現在の終点駅「オンヌット」からバンナー方面へ5駅増え、2011年完成を目指している」とも。