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タイの揚げパン「パトンコー」FC店、変わり種メニューが話題に

人気の「Pathonggo Yum Sab」

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 スティック状の揚げパン「パトンコー」の屋台をフランチャイズ展開している「Fogus Go Inter」(Leabwaree Road, Kokfad, Nong Chok、TEL 086-301-3408)の変わり種メニュー「パトンコー・サラダ」がタイ人の間で話題を集めている。

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 こねた薄力粉の生地を細長く切って揚げた「パトンコー」はもともと、中国や香港、台湾などで朝食に食べられている「油条(北京語でヨウティヤオ)」。タイでは甘いコーヒーやココア、豆乳、お粥(かゆ)と一緒に食べる朝食メニューの一つとして定着している。

 同社は15人兄弟の貧しい家庭環境に育ち、幼いころからパトンコーを売って家計を助けていたというスリヤ・パッチャリン社長が約5年前に創業したFCのオペレーション会社。「常に熱々のできたてを提供する」ことを売りにした店を出店するものの、当初は扱う商品はパトンコーと豆乳だけだったという。

 その後、朝食としてのパトンコーだけではなく、おやつにもなる軽食メニューを開発し加えたことで売り上げが向上。商売繁盛のこつをつかむにつれてFC店の数も増加したという。現在は屋台からレストランまで、バンコク市内「ラムカムヘン通りソイサマコン」「ノパラット病院」「ノンチャック市場」「ソイプットブチャー」の4店を含めて国内に85店を展開する。

 主なメニューは、パトンコーと豆乳またはサンカヤー(タイカスタード)ソースのセット(35バーツ)、鶏肉入りの「チキン・パトンコー」(30バーツ)、「肉まん」(35バーツ)など。フィッシュボールをパトンコーで包んで揚げ、辛いソースで食べる話題のサラダ「パトンコー・ヤムサップ(ヤムはサラダ。サップは東北地方の方言で「うまい」の意味)」(35バーツ)は、昨年開かれた食品関連の展示会で発表。人気を集めたことから投入を決めた新メニューだという。

 スリヤ社長は「メニューは全て自分自身で開発した。油っぽくならないように揚げるコツがあり、それがおいしさの秘密」と話す。「ビジネスはお客さまのニーズに応えることが大切。私たちはヒット商品を生む全てがある」と自信を見せる。

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