セントラルプラザ・ラップラオで10月26日、タイで発生した大洪水の被災者支援のためのチャリティーヘアカットイベント「チャンポムタイ・チュアイパイナムトゥアム(美容師が洪水から救うの意味)」が開催され、集結した約200人の美容師が多くの来場者の髪をカットした。
収益全てを被災者支援に充てる同イベント。カット代は最低200バーツからとしていたが、開会後初の客となった女性は5,000バーツを寄付。国内の有名ヘアデザイナーなども参加、ハサミを動かし続けてこの日、100万バーツ以上のカット代が義援金として集まったという。
会場ではハートの中にプロジェクト名が書かれたTシャツを販売したほか、各理容用品メーカーもシャンプーや薬剤などの商品を大幅な割引価格で販売し、被災者支援活動を行った。
被災地域が26県にも広がっているため、今後も被災した美容室の再建のため活動を継続。ラジャマンガラナショナルスタジアム(国立競技場)を会場に同様のイベントの開催も予定する。
同プロジェクト発足を呼び掛けたタイの大手美容室チェーン「チャラチョン」のソムサック・チャラチョン社長は「参加した美容師の中には洪水で店や職場を失った者もいるが、全額タイ赤十字社と(テレビ局)チャンネル3に寄付する。この活動は始まったばかり」と話す。