バンコク経済新聞の今年上半期のPV（ページビュー）ランキングは、ルンピニー公園隣りの敷地で長年にわたり観光客やバンコク在住の日本人に利用されてきた「スワンルム・ナイトバザール」の移転を取り上げた「ルンピニーナイトバザールが移転－スクムビット101で再始動」が1位に輝いた。

　ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位にはタイの新航空会社「PCエアー」がニューハーフのCA3人を初採用したことを伝える記事（2位）やタイ国鉄がJR西日本から譲渡されたブルートレインの外装を紫に塗り替え、豪華客車に改装したことを伝える記事（3位）、新商品「チャーハン入りソーセージ」発売を伝える記事（4位）がランクイン。タイらしいユニークな話題を振りまいた。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. ルンピニーナイトバザールが移転－スクムビット101で再始動（1/7）2. タイの新航空会社「PCエアー」、ニューハーフのCA3人を初採用（1/29）3. タイ国鉄、JR西日本から譲渡されたブルートレインを改装－豪華客車に（5/25）4. タイの食品大手、新商品「チャーハン入りソーセージ」発売（6/25）5. タイの緑茶飲料大手「OISHI」、炭酸入り緑茶「チャクザ」発売（6/18）6. タイに新格安航空「クリスタル・タイ」、2月中に仁川線就航へ（1/29）7. 女性ファッション誌「S Cawaii!」タイ版、「美少女コンテスト」開催（5/10）8. 被災者救済チャリティー・ミニマラソン－バンコクで開催へ（3/19）9. 魚型の一風変わったサンダル、タイを訪れる外国人観光客に人気（6/4）10. 自分そっくりの手作りキャラクター人形、タイの若者の間で話題に（4/27）
　パッケージデザインに日本風の漫画が描かれた「OISHI」の新緑茶炭酸飲料「チャクザ」の商品名の由来が「茶」と「ヤクザ」、ソーダを意味する「ザー」を組み合わせていたこと伝える記事（5位）や魚型の一風変わったサンダル（9位）、自分そっくりの手作りキャラクター人形（10位）など、斬新な発想や新ビジネスに対する積極的な姿勢を伝える記事も読者の関心を集めた。

　そのほか、（東日本大震災）被災者救済チャリティー・ミニマラソンの開催を伝える記事（8位）では、バンコク在住の日本人の間にフェイスブックなどで話題が広がり、「被災者のお役に立ちたい」「タイ人との連帯感を共有したい」という声が寄せられた。